BCP策定&実地指導・訓練を実施しました

先日10月18日(金)、本年度第2回目となるBCP訓練を実施いたしました。

エンタープライズでは、災害発生時における事業継続体制の確立のため、
今期よりBCP策定に取り組んでいます。

 

第1回(9月25日実施):災害対策本部(経営企画部)の機能構築と訓練

第2回(10月18日実施):各施設のBCP策定講義と実地訓練 今回はここ!

第3回(11月11日予定):施設および本部機能の統合訓練

 

講師は、BCPJAPAN株式会社の山口先生です。
阪神淡路大震災でのボランティア活動や東日本大震災での支援活動など、豊富な実地経験をお持ちの方で、
全国各地でBCP策定支援にあたられており、実践的な知見に基づいたご指導をいただきました。

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まずは、座学です。
施設ごとの特性を踏まえ、「時間帯別の対応」を検討しました。

例えば…リーガホテルの朝9:00。チェックアウトやご朝食中のお客様がいる状況で従業員は何名いるか。
地震が発生したら、まず何をすべきか。
特にホテルは24時間稼働しており、夜間は従業員数が限られているため、対応の優先順位が大切です。

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▲山口先生による優先事項は、状況を伝える館内放送→火元の確認→水の確保(元栓〆)→案内表示(最低でも2か国語)でした。

 

座学のあとは、山口先生による実地指導です。
リーガホテル内の地下~客室~屋上までを巡回し、転倒や破損、火災発生の恐れがある箇所を指導いただきました。   

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館内巡回後は、経営企画部とリーガホテルの総支配人と宿泊支配人で、
具体的な対応や訓練について検討しました。

 

山口先生が常に口にしていた言葉。
「みなさん良かった!やるべきことは多いですが、“何もできていない…”と落ち込む必要はなくて、
 今確認できてよかったんです。ひとつずつ、やっていきましょう!」

被災地でボランティア活動にあたっていた山口先生からのメッセージは、
私たちを鼓舞してくれる前向きさが非常に印象的でした。

 

次回訓練は11月です。
リーガホテルにて、南海トラフ地震発生を想定し、より実践的な対応訓練を行ってまいります。

エンタープライズでは、いつ起こるか分からない災害への備えとして、全社一丸となってBCP体制の構築に取り組んでまいります。