先日掲載しました「区分投資でのリノベーションの流れ」のリノベーション物件「経堂シティハウス」が完成しましたのでご報告します。
まだ、「区分投資でのリノベーションの流れ」を閲覧されていない方は、リノベーション前の情報を掲載しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
【物件情報】
・専有面積:40.31㎡
・築年数:1982年2月
・間取り:1LDK
・小田急小田原線「経堂駅」徒歩5分
【既存間取り】
<改善点>
・キッチンが出入り口の動線上にあり、人を招いた際に動線が交錯するため、使い勝手が少し悪い
・和室から洋室への変更に伴い、押入れから「収納スペース+α」に
・洗面脱衣と廊下に仕切りがなく、またトイレの開き戸がユニットバス出入り口と干渉してしまう
・LDKは、がらんどうで広いが、冷蔵庫や家具など配置計画にガイドラインがない
<ターゲット>
・単身
最寄り駅から、緩やかな坂のあるにぎやかな商店街を歩いていき、枝分かれしていく閑静な住宅街の通り沿いにマンションがあります。
駅前の商店街の利用者は、子供から高齢者まで、また大学までの通学路としても利用されているため、幅広い年齢層が見受けられ、治安についても良好なエリアでもあります。
住戸面積は約40㎡・エレベーターなしの上階住戸、各室にゆとりをもたせた間取り提案、将来的な住み替えも考慮して、購入層は30-40代の単身者を想定しました。
<コンセプト>
モノトーンとウォルナットを基調に、壁1面をつかって奥行感を持たせた提案
【リフォーム後間取り】
<リノベーションのポイント>
・対面式に変更したキッチン正面にダイニングテーブルをあらかじめ設えることで、ソファ(くつろぎ)スペースを十分確保しLDKとしてのゆとりある空間を提案しました。
・キッチン背面はカップボードスペースを確保し、電子レンジなども使いやすいよう腰高で専用コンセントを設置し、冷蔵庫は収納扉の隣にスペースを設けました。
・平坦になりがちなLDKの壁1面をタイルで仕上げることで、大きなアクセントになるとともに、細いタイル材を利用することで、奥行を演出する視覚効果を提案しました。
・洋室は隣接するWICの建具をガラス戸にすることで、洋室とWICを仕切りながらも洋室に視覚的な広がりを感じられるように提案しました。
・また、WICは収納だけでなく、書斎やパウダールームとしても使えるように、ウチマドの正面にデスクを設けました。
・LDKと洋室はダウンライトと間接照明を調光付きで設置。明るくにぎやかにしたいとき、暗く落ち着いた雰囲気にしたいときなど、様々なシーンを演出できるよう照明計画をしました。
【リノベーション後写真】