5月17日(土)じゃこ丸パーク津田で「鈴木料理長の日本料理と香川のクラフトビールを楽しむ夕べ」を開催しました。

午後まで降っていた雨がまるで嘘のように止み、会場の前に広がる瀬戸内海は透き通るような青に。
まるでこの日のために用意されたかのような美しく穏やかな夕暮れが参加者を迎えてくれました。

ご用意するのは、さぬき市・東かがわ市・三木町 東讃エリア2市1町の特産品を用いたオリジナルクラフトビール。
それぞれの地域の個性と素材の魅力が詰まった特別な3本です。

さぬき市 大山市長、東かがわ市 久保副市長、三木町 伊藤町長にもご参加いただき、
日本料理とクラフトビールのマリアージュの始まりです!

前菜から会場内で鈴木料理長が実演。
さぬきのめざめ(アスパラ)に合わせるのは、「さぬき宵姫」いちごを使ったフルーティーなビール。
口の中に広がる香りと味わいが早くも夏の訪れを予感させます。


テラスでは備長炭でじっくり焼き上げたオリーブ牛フィレ肉と、とも三角の炭火焼。
添える小豆島産の御塩、宗紀グランドマスタードがお肉の味わいに奥行きが生まれ、一皿ごとに驚きと感動が生まれる瞬間がありました。
それに合わすビールはさぬき市産の牡蠣を使った濃厚なビール。

急遽、大山市長がさぬき市のクラフトビール「Sanuki Ale~海女の玉取伝説~」について
背景にある歴史やストーリーを情熱を込めて紹介するサプライズも。

会場にいらっしゃる誰もが笑顔に包まれ、一層和やかな雰囲気に包まれました。

鈴木料理長と料理人三並が津田の山へ入り、切り出した竹を使って炊き上げた「竹釜ごはん」が登場。
ほのかに竹の香りが漂うごはんに、丁寧に仕立てた鱧の味噌汁が添えられます。

阿吽の呼吸、言葉なき会話。

ジャズが静かに流れる空間の中、ゆったりと宴も終盤へ入っていきます。

「地元の食とお酒の繋がりがよくわかった」「美味しかった」「また来たい」
そんな言葉を間近で受け取ることで、感動を届けたはずが、実は一番感動していたのは私たちかもしれません。
この一瞬が、また次のおもてなしの原動力になります。
次回のじゃこ丸パーク津田「賞味会」にどうぞご期待ください。
御献立

青葉薫る彩り旬肴
県産米烏賊墨揚げ
さぬきのめざめ
貝三昧水貝風
さぬき市竹の子

涼風の恵み
マナガツオ焼き霜
本鮪中トロ

春の名残り
瀬戸内鰆 白子
新馬鈴薯 新牛蒡

香ばし炭火焼き
オリーブ牛
フィレ とも三角
生わさび 小豆島御塩
宗紀グランドマスタード

初夏の冷やし鉢
高知県産イサキ柑橘

新緑釜
さぬき市の竹とお米を使った青竹釜ご飯
瀬戸内鱧味噌汁

皐月の彩り二趣
黒豆女峰いちご大福
さぬき市桑茶ブラウニー
料理長 鈴木大地