夢のたまごグランプリ2022で、見事に最優秀賞を受賞された耿さんに、受賞者座談会でいろいろお伺いいたしました!
― 夢たまはおひとりで挑戦されましたよね?
5つのチームに参加して、その中で優勝したのが一人でエントリーしたanabuki eでした。
車がテーマという事で当時何人かお声がけしましたが、東日本、特に東京は車を持っている方が少なくて結果一人で挑戦しました。
メンバーがいるチームも羨ましいとは思いましたが、一人も悪くないです!!!ひとりで100万円をいただきましたので、 結果的に良かった部分もありました。笑
アドバイスをもらったりもしましたが、ひとりで考えて、ひとりで資料を作って、正直なところ寂しかった部分もありました。
でも、今年は一人ではなくチームで出場予定です!
― 前回出場した5つのチームそれぞれのチーム編成は?
部署で1つ、違う部署から逆オファーなどがあって合計5チームに出ました。
皆様もぜひ、ひとつでも多くのチームで出た方が、メリットはあると思います!笑
― EVカーの発表プランを思いついた経緯は?タイミングは?
夢たまに活かすアイディアというのは主に2つあります。
1つ目は世の中のトレンドです。
世の中はどの方向に向かっているのか。前回は2年前で、TOYOTA・日産・国も今後はEVという新しい形の車を推していて、それがニュース・テレビで非常に多く取り上げられていました。
その中で課題も色々あり、あなぶきグループで何ができるか?という視点で考えた時に、住宅+車はお客様には絶対に必要なサービスだと思ったのと、ちょうど時代が来たな!という部分もあり、ぜひチャレンジしてみたいと思って車を発表プランに考えました。
2つ目は日常業務の些細な課題です。
『こうしたほうがいいよね』とか、『こうあるべきではないか』などという事をチームの皆さんと色々議論してアイディアにつなげています。
― 発表までの歩みは?
まず、このアイディアが本当にいけるかどうか。市場調査、マーケティング調査をしました。
予選の段階では大規模な調査は必要ないとは思いますが、主にインターネットを駆使して調査することは絶対に必要だと思います。
また、自分で自信を持っていける!と思ったアイディアしか発表出来ないと思っていますので、
『このアイディアは世の中にあるサービスかどうか。』
『どういう企業が行っていて、課題は何か。』
『もし、社内でやっていない事業であれば何が問題なのか。』
こういった部分のヒアリングが必要になると思います。
そして、もし予選が突破になった場合、次はもう一歩踏み込んで、外部の方や知識を持っている方にもヒアリングしながら二段階でアイディアを修正して完成度を高めていくのが大事かなと思います。
― 苦労したこと、工夫したことは?
主に2点あります。
1つ目は『事前調査』です。
予選を突破して決勝に向けてもう一段階調査したいと思ったのですが、元々EV車に興味こそあれど、金額的にはまだ自分で買えなくて。笑
でも、実際に日産のお店に行きました!買うふりをして。。。笑
そこで営業の方に補助金・金額・マンション居住者でEV車を購入される方がどれくらい居るか、など細かく色々聞いてきました。
結果車は買いませんでしたが、色々ヒアリング出来たので、改めてこの調査はして良かったと思いました。
2つ目は、皆さん共通の部分だと思いますが、『説明』です。
予選も決勝もそうですが、審査員の方は一日20~25チームのアイディアを朝から晩までずーーーーっと聞いています。
そんな中で審査員の方に集中して見てもらうには、こちらが『いかに分かりやすい』『ストーリー性』のある説明をするかがかなり重要かと思います。
どういう順番で審査員に説明したら目を引いてもらえるかを考えて、色々勉強したほうが良いと思います。
ちなみに、私はソフトバンクの孫さん、TOYOTAの豊田会長のストーリーをかなり研究しました!!
YouTubeにアップされていますので、みなさんもよろしければ是非ご覧になってみてください。
― 受賞時の感想は?
気持ちは他の受賞者のみなさまと一緒で、うれしかったですし、本当にやってよかったと思いました。
その反面、穴吹代表から100万円の大きな看板を頂いたときにすごく重かったので、本当に100万円をもらえるんだ。。。という現実も感じたりして。笑
涙が出るくらいうれしくて。
お金の事だけはなく、優勝できて良かったです。言葉でうまく表現するのは難しいですね。
今年挑戦するみなさま、やるのであれば是非トップを目指してやっていただきたいです!!
そうしたらお金もついてきますので!!笑
― 事業化検証についてはいかがでしょうか?
現状、検討を中断しています。
約1年くらい検証をいたしまして、様々な課題が見つかりました。
大きな要因としては、EV車自体に課題があり、各自動車メーカーも今後の製造について不透明なため、当社グループだけでこの状況を突破するのは難しいという問題があります。
悔しい気持ちはありますが、将来的に外部環境が変わりましたら、また会社に再提案をしていきたいと思っています。
この1年間事業化検証をしてみて改めて思いましたが、例え優勝したとしても新規サービスの事業化はとても難しいです。
新規サービスは、業務の改善とは違って外部要因も大きく影響するためです。
でも、事業化できないかもしれない。。。と諦めて夢たまのアイディアを捨てるより、思いっきり、出来るかもしれない!!出来るぞー!と強い信念を持ってチャレンジすることが夢たまの真の意味だと思います。
ですので、事業化出来なくても、優勝を目指しましょう!!
― 夢たまの後に日常業務や周辺環境に変化はありますか?
事業化に向けて検証をしなければいけなかったのですが、
部署内もそうですし、直属の上司の松井社長にも『思いっきり検証してください』というあたたかいメッセージをいただきました。
時間の使い方、普段の業務量など遠慮なく上司に相談すれば応援していただけるかと思います。
―今年の夢たまにもチャレンジされますか?
✋
作成者:2024夢たまグランプリ事務局 杉澤佳奈